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模擬授業で力量を高める
 県教育研究集会・「砂糖の取りすぎの害」の授業2

 


研究集会の授業の紹介の続きです。

>  徳田です。
>  昨日送信した「県教育研究集会」模擬授業の続きです。
>
> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

> ・・・・・・・・・・・
>
>     総合学習「食と健康」の問題提起
>      〜模擬授業形式で報告する〜
>
>  2001年11月 3日(土) 喜入中学校体育館
>                  
>               
>   模擬授業 15:20〜15:40(20分間)
>   質疑応答 15:40〜16:20(40分間)
>   意見交換
>
> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

> ・・・・・・・・・・・・
>
> (続き)
>
> > 説明 そこで、この病気になると普段の生活がどうなのか、ここに資
> >    料を持ってきました。読みます。
> >
> >      3 どんな症状が現れるか
> >
> >        骨が弱く、もろくなりますから、日常生活にさまざまな支障
> >       をきたします。その症状として、次のようなものがあげられ
> >       ます。
> >
> >         @ 背中が丸く、腰が曲がってきます。
> >         A 身長が縮んできます。
> >         B 背中や腰が痛くなります。(重くなった感じがする。)
> >         C ちょっとしたことで骨折しやすくなります。
> >
> >      この他、この病気が元で、寝たきりやボケになってしまうことも
> >     あるそうです。
> >
> > 説明 このような骨にならないためには、カルシウムを含んだ食べ物や
> >    飲み物をたくさん取る必要がありますね。
> > 発問 どんな食べ物や飲み物にカルシウムがたくさん入っているでしょう。
> > 指示 近くの人とご相談ください。
>
> * 途中次の指示をする。
>
>  指示 三つ以上お考えください。
>
> * 30秒後、マイクを向け聞いていく。
>
>  ・ 乳製品
>  ・ 牛乳
>  ・ 小魚
>  ・ いりこ
>  ・ ヨーグルト
>
> 説明 ここにカルシウムを多く含む食べ物・飲み物の一覧表を持ってきました。
>     上から順に、カルシウムが多いベスト10です。
>
> * 絵を指さしながらその飲食物を読み上げる。
>
> 説明 このような骨にならないために、このようなカルシウムを含む食べ物や飲
>    み物をたっぷり取る必要がありますね。
> 説明 ところが、そのカルシウムを取ったとしても、そのカルシウムを壊してしま

>    食べ物があるのです。
> 発問 それは何でしょう。
> 助言 みなさんは普段それを食べています。口にしています。
>
> * 考えの浮かんだ方を指名する。
>
>  ・ 炭酸飲料
>  ・ 砂糖
>  ・ その他
>
> 説明 実はこれです。
>    
> 実際の場面では、角砂糖をポケットから取り出しました。
>
> 説明 この角砂糖です。この角砂糖、白砂糖が体の中のカルシウムを壊してしまう
>    のです。
>
> 発問 そこで質問です。
>     この角砂糖1個で、どれぐらい分のカルシウムが壊されてしまうんだと思

> ま
>    すか。
>     次の四つの中から選んでください。
>
>      1 牛乳パック(250ミリリットル)三分の一
>      2                   半分
>      3                   1パック
>      4                   2パック以上
>
> * 1〜4をもう1回もう繰り返して言う。
>
> 指示 挙手をお願いします。
>     三分の一?(2、3名)
>     二分の一?(3分の1)
>     1パック?(半数以上) 
>     2パック以上?(2、3名)
>
> 「正解は・・・、」と言って、実際は牛乳パックを並べていきました。
>
> 説明 正解は、牛乳パック6〜7パック分です。
>     この1個の角砂糖で、牛乳パック6〜7パック分の壊されてしまうので
す。
>
> (参加者から、「ええ〜っ!!」などの驚きの声。)
>
> 説明 では、私たちは普段どれぐらいの砂糖を取っているのでしょう。
>
>  実際の授業では、「スポーツドリンク」「清涼飲料水のジュース」「炭酸飲料」
> 「ニヤ
> ウオーター」「紅茶飲料」を取り出して見せました。
>  そして、それぞれに何個砂糖が入っているか予想させました。
>  じゃあ、実際にどれぐらいの砂糖が入っているのか。
>
>  そこで、レポート用紙の13ページをお開けください。(開けるのを確認す
る。)
>  左・右とありまして、左の欄をご覧ください。
>  その下らへんに点線の囲みがあります。
>  その中に、数値が書いてあります。
>
> 説明 実は、これだけ分の角砂糖が入っています。(500ミリリットルのペット

> トル
>    の場合)
>
>                  角砂糖    牛乳パック何パック分
>
>     ジュース         3個      19パック
>     紅茶飲料        4個       28パック
>     スポーツドリンク    2個 14パック
>     炭酸飲料        8個       51パック
>     ニーアーウオーター  1〜2個    13パック
>
>    そして、角砂糖の数×6〜7ですから、ジュースだと19パック分、紅茶飲

> だと
>   28パック分、スポーツドリンクでも14パック分、炭酸飲料は51パック分

> カルシ
>   ウムが壊されてしまうのです。
>
>  実際には、51パック牛乳パックを示しました。
>
> 指示 このデータを見ての感想をどうぞ。
>
> * マイクを向け指名していく。
>
>  ・ 角砂糖1個で、こんなにもカルシウムを壊してしまうなんて思わなかった。
>  ・ ジュースを飲み過ぎると、骨がだめになってしまうので、飲み過ぎにないよ

> にしよ
>   と思った。
>  ・ 特に、炭酸飲料はカルシウムをたくさんこわしてしまうんだな。
>  ・ 壊されたカルシウムを取り戻すために、たくさんの牛乳を飲まないといけな

> けど、
>   そんなに飲めない。
>
>  ここまで来て、子どもたちに感想を書かせました。
>  それが、15ページに載っています。お開けください。
>
> (学習後の感想)
>
>  1 学習して「思ったこと」「考えたこと」「分かったこと」を書きなさい。
>
>   @ 白ざとうをあまりとりすぎないようにしたいと思った。
>     さとうは、どんな働きをするのか。
>   A 私は、おかしやジュースでいろいろな病気になるとは思いませんでした。
>     とくに、骨粗しょう症という病気がおそろしかったです。
>     ほかに、とうにょう病とかあることが分かって、おかし・ジュース・イン

> タント
>    食品などをあまり食べないようにしたいです。
>   B 「さとうの取りすぎ」というテーマで勉強をしました。
>      カルシウムをこわす白ざとう! 白ざとう1こで、牛にゅう7こ分のカ

> シウム
>     がなくなるので、こわいと思いました。
>      とくに、たんさん飲料は、白ざとうが8こ入っていると聞いて、こわい

> した。
>      私はこういうものの飲みすぎに注意したいと思います。
>
> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>
>  続きは次回。
>
>  ちなみに、私の今回のレポート(問題提起)は、全国教育研究集会の正会員の候

> に選ばれました。(保健体育の分科会のです。)
>  大変光栄に思いました。
>  拙い実践でしたが、評価いただいたことは大変ありがたかったです。
>
>  しかし、全国教育研究集会の日は、「日本教育技術学会 長崎大会」の日と重な

> ま
> す。
>  そこで丁寧にお断りしました。
>  「大変申し訳ありませんが、その日実は長崎で別な研究会が入っているので、行

>   のは難しい。」と。
>
>  今回、模擬授業をやって本当によかったと思います。
>
>     
>



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